ブギウギ第14週(1月4日~1月5日)放送の「戦争とうた」が始まりましたね!
第13週では愛助が結核を発症し、入院する事態に。
感染したら自身の命も危ぶまれる中で、付きっきりの看病をするスズ子の姿に感動した坂口。
東京の三鷹に2人のために家を借りて、スズ子に愛助の世話をするように頼むのでした。
さらにマネージャー不在で活動できずにいるスズ子の楽団に、山下をマネージャーにつけるように坂口がトミに直訴。
愛助の世話をスズ子が付きっきりでしていることへの恩返しとしてトミも渋々了承するのでした。
第14話では、厳しくなる戦況の中で坂口の活躍もありなんとか慰問活動を再開できたスズ子の楽団。
富山の公演では、ある一組の親子と運命的な出会いを果たします。
また、上海で音楽会の開催を任された善一や鹿児島へ慰問活動に向かっているりつ子の様子も気になるところですね。
それでは第14週を振り返っていきましょう!
第14週「戦争とうた」で初登場のキャスト
静枝 役 曽我廼家いろは(そがのやいろは)
幸 役 眞邊麦(まなべむぎ)
李香蘭(りーしゃんらん) 役 昆夏美(こんなつみ)
第65話!1月4日(木)放送のあらすじ!
富山へ慰問に訪れたスズ子楽団
出典元:Yahoo!ニュース
上海で日中合同の音楽会の開催を任されていた善一は、黎錦光が作った夜来香をアレンジしてシンフォニックジャズを演奏することを企んでいました。
自分たちの音楽は時世や場所に縛られるものじゃないこと、いつだって自由であることを証明すると意気込むのでした。
一方、スズ子たちが慰問のため訪れた富山の旅館では大空襲に巻き込まれたひとびとが大勢身を寄せ合っていました。
これまでは大きな工場などが狙われていたのに最近では人も街も見境なく攻撃されると嘆く女将。
大勢の人が亡くなったばかりで、歌を聴いてもらえるかスズ子は不安に思うのでした。
スズ子たちが休んでいると、5つくらいの女の子が一井の楽器に興味を持ってやってきました。
女の子の名前は幸(さち)といい、女中の静枝の娘のようです。
楽器を触らないようにと叱る静枝ですが、スズ子は幸の面倒を見ておくからと静枝を宥め幸と遊んでやることにするのでした。
りつ子は鹿児島の海軍基地を訪問
出典元:Yahoo!ニュース
一方、りつ子は慰問のために鹿児島の海軍基地を訪れていました。
少佐から軍歌を歌うことを求められたりつ子ですが、軍歌は性に合わないと歌唱を拒否。
士気が下がるから浮ついた衣装を避けるようにともいわれたりつ子は、自分では役に立てないからと帰ることを告げました。
りつ子が少佐の元を去ろうとすると、2人のやりとりを若い兵隊たちがのぞき見ていました。
若者らは本物のりつ子の姿に感激するも、上司に咎められると散り散りに持ち場に戻っていきます。
彼らは特攻隊員で、国から命令があれば出撃し二度と戻ることはないことを聞かされたりつ子。
せめて最後にいい歌を聞かせてやってほしいと改めて軍の担当者から頼まれます。
それでも軍歌は歌えないとりつ子が言いかけますが、少佐の提案で彼らの望む歌を歌うことで了承するのでした。
贅沢は敵だ
出典元:スポニチAnnex
富山にいるスズ子たちは、幸とともに夕食を楽しんでいました。
食料の供給が間に合わないのか質素な食事ではありましたが、スズ子は幸に分け与えながら食事を楽しんでいました。
そこへ静枝がやってくると、お客さんの食事に手を出してはいけないと幸を咎めます。
自分はお腹がいっぱいだからとスズ子がかばいますが、静枝は贅沢させたら癖になる、贅沢は敵だと強い口調で言い残し幸を連れて出ていくのでした。
食事を終え、スズ子が表で涼んでいると眠り込んだ幸をおんぶした静枝がやってきました。
静枝は先ほどの失礼をスズ子に謝罪。スズ子も勝手なことをしてすまなかったと謝ります。
静枝と幸は2人で暮らしており、幸の父親は出征し戦死したことをしったスズ子。
辛いことを聞いてしまい申し訳なかったとスズ子が謝ると、静枝は夫は自分の誇りだから謝る必要はないと勇みます。
国のために命を捧げた夫は立派で、辛くも悲しくもないと話し手紙には幸を頼む、勝って帰ると書いてあったと続けます。
日本は勝てるだろうかとスズ子が呟くと、目を見開き、勝ちます、そうでないと夫は犬死だと言い帰宅していくのでした。
上海では、善一が監督を務めた音楽会にてブギのリズムを取り入れた「夜来香ラプソディ」が大好評を得て大成功を収めていました。
音楽会の打ち上げには多様な国籍の音楽家たちが集い、もう会うことができないことを惜しむ善一。
歌手の李香蘭に、最後にもう一度夜来香を歌って欲しいと頼みパーティーは幕を閉じるのでした。
1/4放送回の口コミやSNSでの評判は?
「贅沢は敵だ」一度は耳にしたことがあるフレーズだけど
実際に戦時中にはこの思想が蔓延していたんだね
「夜来香」は艶やかで素敵な歌でしたね
実在する人物をモデルとした登場人物が多い中、李香蘭は本名で登場したのには何か意図があるのかな?
明日のブギウギも楽しみです!
第66話!1月5日(金)放送のあらすじ!
広島に原爆が落とされる
出典元:スポニチAnnex
自身に言い聞かせるように、夫の死は誇りで辛くも悲しくもない、日本は戦争に勝つと話した静枝。
スズ子は彼女にも歌を届けなければいけないと感じていました。
翌朝、東京にいる愛助の広げた新聞では広島に新型爆弾が落とされたことが大きく報じられていました。
富山にいるスズ子にもそのニュースは届いており、一発で広島を壊滅に追い込んだ爆弾に恐怖する団員たち。
そんな中でスズ子は静枝に今日の公演をぜひ見に来て欲しいと告げます。
仕事があるからと断る静枝でしたが、それでも静枝に聞いてほしいとスズ子は言い寄るのでした。
スズ子の公演は神社の境内で行われていました。
まばらに座る客たちに挨拶をしたスズ子は、静枝の姿を探しますが見当たりませんでした。
特攻隊員たちに歌を届けるりつ子
出典元:Yahoo!ニュース
一方で鹿児島の海軍基地で公演を開いていたりつ子はステージに立ち、特攻隊員だと聞かされた若者たちを前に複雑な心境でいました。
りつ子が隊員たちのリクエストに答えると話すと、皆口々に「別れのブルース」が聴きたいと主張します。
戦時下では敵国の音楽であるブルースの歌唱が禁止されていますが、りつ子が少佐に目をやると少佐は頷き講堂を後にしました。
りつ子が別れのブルースを歌い始めると、まだあどけなさの残る隊員たちは涙をボロボロ流しりつ子の歌に聞き入ります。
窓の外には若者たちが乗ることになるであろうゼロ戦が並び、廊下に出ていた少佐もりつ子の歌声に涙を流していました。
歌が終わると隊員たちは次々と立ち上がり、もう思い残すことはない、いい死に土産になるとりつ子に感謝を述べます。
結果的に自分の歌が彼らが戦死することを勇気づける形になってしまったことに気が付き、早々とステージから去っていったりつ子。
舞台袖では溢れる涙を止めることができずその場で泣き崩れうずくまってしまうのでした。
りつ子のモデルである淡谷のり子さんは、実際に特攻隊員たちの前で歌った経験を語っていました。
その際は実際に歌の途中で特攻命令が出た隊員もいたと明かされています。
静枝に向けて大空の弟を歌うスズ子
出典元:Yahoo!ニュース
富山のスズ子の公演も、次が最後の曲となっていました。
そこへちょうど幸と静枝がやってきて、スズ子は小さく頭を下げます。
最後の曲は「大空の弟」であることを話すスズ子。
自身の弟が南方で戦死したことを明かし、大切な人を思い聞いてほしいと告げたのち歌い始めます。
歌の途中でスズ子は六郎から届いた手紙の一文を読み上げます。
聴いていた静枝も懐から夫から届いたはがきを取り出し、その文面を見つめ涙を流します。
歌が終わると静枝はスズ子に微笑み、その表情を見てスズ子も笑みを浮かべるのでした。
富山での公演を無事に終えたスズ子の楽団ですが、その後の公演は3公演を残し取りやめになっていました。
すっかり戦況の悪い今では慰問どころではなくなってしまい、再び楽団は公演の存続が厳しくなっていたのです。
そこへ幸がニコニコとした顔でやってきてスズ子の膝に座ります。
静枝もやってきて、スズ子の歌を聴いて夫のことを思い出したと話し始めます。
夫は字が奇麗なのに自分は下手で、夫に手紙を書かなかったと話す静枝。
自分の下手な字を見たときだけ普段笑わない夫が笑ったことを思い出したと笑います。
その話を聞き、スズ子も歌ってよかったと微笑み涙を流すのでした。
1/5放送回の口コミやSNSでの評判は?
特攻を控えた隊員たちの前で歌うりつ子
自分の歌で覚悟が決まったと言われるのはどれだけ複雑で辛い思いなのか想像もつかないね
強く見せることで悲しい気持ちを封じ込めていたようにも見えた静枝
ようやく涙を流せて、夫との思い出話を話せるようになって少しは報われたね
辛い戦争が終わりに近づいています。来週のブギウギも楽しみだね
第14週「戦争とうた」まとめ
ブギウギ第14週では一組の親子と出会い、再び「大空の弟」を歌唱したスズ子。
自分を立ち直らせたこの曲で、自分の気持ちにフタをした女性を勇気づけることができました。
りつ子は鹿児島で特攻隊員たちに向けて「悲しみのブルース」を披露。
自分の歌が隊員たちに死の覚悟を持つきっかけを与えたことに大きなショックを受け泣き崩れてしまいました。
第14週では長く続いた戦争が終わり、戦後の混乱の中でスズ子を含め人々がどう立ち直っていくかが見どころとなりそうです。
スズ子は戦前のように再び豪華なショーができるようになるのか、そして愛助と幸せに暮らしていくことができるのでしょうか?
来週のブギウギも楽しみです!