ブギウギ第9週(11月27日~12月1日)放送の「カカシみたいなワテ」が始まりましたね!
第8週では、六郎についに赤紙が届くと同時に長く患っていたツヤの病気が悪化。病名は癌でした。
自分が死んだあとにキヌにスズ子を会わせないで欲しいと、母親としての最後の願いには共感した方も多かったのではないでしょうか?
ツヤが危篤との電報が届くも舞台を優先したスズ子。なんとかツヤの最期には間に合い歌を披露することができましたね。
ツヤが亡くなった後にはゴンベエの正体も明らかになり、はな湯はゴンベエとその婚約者に引き継ぎ東京へ行くことを決めた梅吉。
第9週では梅吉とスズ子の東京での日々がスタート。戦争も本格化し、梅丸楽劇団もその波に飲み込まれていきそうな予感です。
それではブギウギ第9週のあらすじを振り返っていきましょう!
第9週「カカシみたいなワテ」で初登場のキャスト
小林小夜 役 富田望生(とみた みう)
第41話!11月27日(月)放送のあらすじ!
UGDに警察から指導が入る
出典元:Yahoo!ニュース
昭和15年、スズ子が梅吉と暮らし1年が経つ頃梅吉はすっかり酒に溺れる日々となってしまいました。
上京したての頃は、せっかく花の東京に出たのだからと映画で一花咲かせると張り切っていましたが結局うまく行かず。
夜が更けるまで伝蔵の屋台で飲み、朝には下宿の玄関で酔いつぶれているところをチズ達に介抱される梅吉。
まだツヤが亡くなったことから立ち直れずにいるようです。
日中戦争が始まり3年、贅沢を禁止する法律が施行され世間は節制ムード。
パーマや派手な服装はやめましょうと有志らが街頭でビラ配りする姿も見られます。
そんなある日、梅丸楽劇団に東京・丸の内署の警官たちがやってきました。
これからは前線で戦う兵士たちのためにも派手な演目・演出を取りやめ、愛国精神に乗っ取った舞台を丸の内署監督のもと行っていくと話す辛島。
兵士のために、お国のために我々の音楽を響かせることが大切だと続ける竹田に、戦地へ届ける音楽が葬式のような音楽でいいのかと善一がぼやきます。
さらに楽器も和名で呼ぶようにと通達を受け団員たちに同様が広がります。
それによりピアノは「洋琴」、サクスフォンは「金属製ひん曲がり尺八」、コントラバスは「妖怪的四弦」などというヘンテコな名前で呼ぶことに。
誰がそんな名前つけたんだと笑うスズ子にも、歌い方が軽薄だからこれからは三尺四方の枠内で動かずに歌うようにと指導が入ります。
張られた枠は畳半畳ほどの狭いスペース。息が詰まって歌えない。まるでカカシのようだとため息をつくスズ子。
警察に目をつけられたら打ち切りもあり得る、チケットの払い戻しだけは避けたいからくれぐれも平穏に真面目にしてほしいと辛島が釘を刺します。
スズ子目当てで来る客も多いのだからそれではいずれ客も減るのではと善一が言いますが、今はそれしか方法がないと辛島も頭を抱えるのでした。
スズ子のモデル、笠置シヅ子さんも敵性音楽を歌う「敵性歌手」として警察にマークされ以下のような命令を受けていました。
- ジャズを歌うことを禁止
- 長いつけまつげをつけることを禁止
- 直立不動、三尺四方の中で歌うこと
三尺とは90cm程度。1m四方よりも狭くタタミ半畳ほどの狭さで直立で歌うことを強要されていたんですね。
当時のことを笠置さんは
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「これは河童が陸に上がったよりももっと惨憺たる気持ちでっせ。こんなみじめなもんあらしめへん」
『ブギの女王・笠置シヅ子-心ズキズキワクワクああしんど-』よりとうじ
とも振り返っており、かなり困り果てていたんですね
公演が強制的に中止させられる
出典元:Yahoo!ニュース
その日の公演では、いつもより地味なワンピースを身に包み、舞台に張られた枠の中に立つスズ子。
善一の掛け声もいつもの「トゥリー、ツー、ワン」から「さん、にい、いち」へ言い換えられています。
音楽が鳴り響き、枠の中で精一杯踊り歌うスズ子ですがいつもと違う様子のステージに客席に笑顔がなく途中で席を立つ客も出始めます。
そんな様子を見て、ついにスズ子は枠から飛び出して踊り始めます。思わず善一にも笑顔が浮かびます。
いつも通りのショーが始まり盛り上がる客と裏腹に、警笛が鳴らされ警官が止めに入ります。
頭を下げ謝罪するスズ子ですが、公演は即時中止され客は帰されてしまいました。
劇場の外では一人ひとりに辛島が頭を下げ、客を見送ります。
半端なものを見せやがってと怒る客もいる一方で、嫌な時代になったと同情の声をかける者もいるのでした。
取り調べを受けるスズ子
出典元:X
一方スズ子は警察署で取り調べを受けていました。
子どもの頃からの癖で、体を動かさないと上手に歌えないのだと話し思わず歌いだしますが警官は険しい表情で歌を止めます。
長いまつ毛も欧米の文化に毒されている証拠だと、改めなければ今後の公演の差し止めもあると言われしぶしぶ外すスズ子。
何とかその日は厳重注意だけでお咎めを免れ、警官と取調室を後にすると廊下の向こうから茨田りつ子がやってきました。
何度注意しても派手な化粧や格好を辞めず、口答えもしてきて手を焼いていると漏らす警官。
取り調べ室ではりつ子が自分はお客様に夢を見させる歌手だ、この格好だって表舞台に立つ者として当たり前だと主張しています。
そのころ伝蔵の屋台では今日も梅吉が酔いつぶれるまで飲んでいます。
帰らないと駄々をこねる梅吉に、奥さんがいなくなりそうなってしまうのは仕方がないと同情の声をかけます。
しかし梅吉は、嫁がいなくなったくらいでメソメソ情けない男だと笑います。
自分の話じゃないかと返す伝蔵ですが、お母ちゃんお母ちゃんと子どもみたいだと続ける梅吉。
ついには倒れこんでしまい夜空を見上げ、本当に格好悪いなあと呟くのでした。
11/27放送回の口コミやSNSでの評判は?
梅吉はツヤがいなくなってやっぱり荒れてしまったみたいだね・・・
大好きな奥さんが亡くなって仕方ないけれどなんとかスズ子を支えてくれないかなあ
たしかに日本の自粛ムードは最近も同じことがあったような気がするね・・・
りつ子は真っ向から自分のスタイルを貫くつもりみたい
スズ子は歌手としてどう立ち向かって行くのかな?
明日のブギウギも楽しみだね!
第42話!11月28日(火)放送のあらすじ!
取調べを終えたスズ子
出典元:スポニチAnnex
三尺四方から飛び出してしまったスズ子は警察の取調べが終わると、待っていた善一と辛島に迷惑をかけたと謝罪します。
警察には梅丸以外の劇団員や音楽家も連行されており、厳しい監視は梅丸だけに限ったことではなさそうです。
3人で食事の提案をする辛島ですが、自分はりつ子を待つと善一が言うのでスズ子と辛島の2人で伝蔵の屋台へ向かうことに。
伝蔵はいつにも増して機嫌が悪そうな様子で2人の受け入れます。
今日の出来事を振り返る2人。三尺四方では何もできないと嘆くスズ子に辛島も寄り添います。
りつ子の強さはどこの劇団にも属さないからこそのものだと知るスズ子ですが、辛島は彼女はわがまますぎるから同じようにならないで欲しいと懇願するのでした。
酒浸りの梅吉と六郎から届いた手紙
出典元:スポニチAnnex
スズ子が帰宅すると梅吉が下宿の軒先でまた酔いつぶれていました。
このままではお金を渡すことを考えると告げるスズ子ですが、酒を飲むしかやることがないとぼやく梅吉。
スズ子は脚本を書くことを提案しますが梅吉は映画は人を助けない、いつまでも続けても仕方ないといじけるばかりです。
そこへチズから六郎の手紙を渡されます。
手紙には半分以上が亀の心配事が綴られていました。いつもと変わらない様子の六郎にホッとした様子のスズ子。
今の梅吉を見たら六郎はがっかりするとスズ子が言いますが、梅吉は六郎は優しい息子だからそんなことは言わないと嫌味を言う始末なのでした。
劇場前では相変わらず有志の女性たちが街頭に立ち人々に節制を訴えていました。
そこへ茨田りつ子がやってくると、女性たちはりつ子を取り囲みます。
派手な格好を辞めるように言い詰めますが、りつ子は彼女たちに臆することなく「これは自分の戦闘服だ」「丸腰では戦えない」と言い残し去っていくのでした。
スズ子に弟子入り希望者が現れる
出典元:Yahoo!ニュース
スズ子はその日、言いつけ通り三尺四方を守り平穏にショーを終わらせました。
公演後楽屋を訪れたりつ子。今日のスズ子はつまらなかった、カカシが歌っているようだったと言い放ちます。
自分だって本当は自由に歌いたいが警察に止められてしまうと反論するスズ子。
りつ子はそんなもののためにつまらないショーを見せられる客が可哀想だ。
自由に歌いたいならそうすればいいと言い残し立ち去ろうとします。
そこへ小林小夜と名のる女性が、スズ子に弟子にしてほしいと楽屋に乗り込んできました。
弟子入りを断るスズ子ですが、行くところもお金もないし東京のことはなにもわからないと話す小夜をひとまず引き取ることに決めたのでした。
実在の人物をモデルにした登場人物が多いブギウギですが、小林小夜のモデルはどうやらおらず架空のキャラクターのようです。
笠置シヅ子さんに弟子はおらず、付き人などの情報を見つけることはできませんでした。
あくまでドラマ・ブギウギを盛り上げるために登場した小林小夜が今後どう活躍していくかも見どころですね!
11/28放送回の口コミやSNSでの評判は?
自分を貫く強さ持ったりつ子、酒に逃げていじけてばかりの梅吉
相反する2人は今後スズ子にどんな影響を与えるのかな
田舎からスズ子だけを頼りに飛び込んできた小夜はどんな子なのかな?
演じる富田望生さんファンの方も多いみたいだよ!
明日のブギウギも楽しみです
第43話!11月29日(水)放送のあらすじ!
小夜がスズ子の下宿に居候
出典元:Instagram
スズ子の下宿に小林小夜が居候することになった翌朝。チズの心配もよそに梅吉と小夜はすぐに打ち解けた様子です。
スズ子は小夜に家事と梅吉の世話を頼み、食事用にとお金を渡し劇場へと向かいます。
親に捨てられ奉行に出ていたと明かす小夜は、梅吉を見ていると自分の父親のことを思い出すと笑います。
そんな小夜を可哀想に思った梅吉は、自分のことは父ちゃんと呼んでいい。
スズ子には自分から話すからずっとここにいていいと寄り添います。
親に甘えることのできなかった小夜は、そんな梅吉の優しさに触れ子どものように喜ぶのでした。
客足の減った梅丸楽劇団
出典元:X
一方楽劇団では、団員の土井が赤紙が届き劇団を去ることが決まっていました。
スズ子のショーも三尺四方を厳守し、大人しいものへと様変わりし客足もかなり遠のいている様子。
これまでの大胆な踊りは全て控え棒立ちで歌うしかないスズ子も歌丸の今後を案じます。
このままで大丈夫なのかと辛島に問いますが、このままじゃ梅丸楽劇団は解散になると告げられます。
警察のいうとおりに大人しくやっていたら取り換えしのつかないことになるのでは、と辛島に言い詰めるスズ子。
そんなスズ子に辛島は、梅丸に届いたたくさんの苦情の手紙を見せます。
劇団の公演を不謹慎だと非難する声は警察だけではなく、お客さんからも届いていたのです。
誰のために何をすればいいのかわからなくなると嘆く辛島。
現実を知ったスズ子は何もできない不甲斐なさを噛みしめ、下宿への帰路を1人歩くのでした。
小夜を追い出すスズ子、梅吉と言い合い
出典元:Yahoo!ニュース
劇団の現状に落ち込むスズ子が下宿に戻ると、部屋で梅吉と小夜が酒を飲み大騒ぎをしていました。
小夜を六郎の嫁にしようと思っていると話す梅吉に続いて、自分も六郎の嫁になるのが夢だったと酔って笑う小夜。
梅吉に酒は与えないように言って聞かせたのに酒を与えるばかりか、歌手になると泣きついてきたにも関わらずふざけたことを言う小夜にスズ子は激怒します。
小夜を下宿から追い出したスズ子を鬼だという梅吉にスズ子は本当に情けない格好悪い父親だと告げます。
自分はツヤと違うのだからしっかりしてほしいと呆れ果てるスズ子に、梅吉は小夜の方がよっぽど娘のようだったと言い放ちます。
夜更けになり1人炊事場で洗い物をするスズ子をチズが労わります。
騒がしくして申し訳ないと謝るスズ子に親子なんだからとことんやればいいと笑うチズ。
いつまでも寂しい寂しいで困る、自分だって母に会いたくてたまらないのにと本音を漏らしたスズ子の肩を抱きチズは慰めるのでした。
11/29放送回の口コミやSNSでの評判は?
この数話で梅吉のダメ父ぶりが加速してるね
「おちょやん」のテルヲ以来とネットニュースでも話題になっているよ
これまでも家族の問題に真っ向から向き合ってきたスズ子、今回はどうなっちゃうのかな
そして戦争に飲み込まれていく日本。梅丸解散なんてことにならないといいけど・・・
明日のブギウギも楽しみだね
第44話!11月30日(木)放送のあらすじ!
長引く親子喧嘩
出典元:X
スズ子と梅吉の喧嘩は長引いており、梅吉は居間で寝泊まりするようになってしまいました。
チズにいい加減に仲直りするように促されますが、対立が収まることはなさそうです。
そんな中スズ子は気晴らしに羽鳥家へカツオの遊び相手をしに訪れました。
麻里に六郎の様子を聞かれ、無事を知らせるスズ子。すごろくをしていると六郎のことを思い出すと笑います。
劇団でも出征者が増え、不足を補うため編曲に追われ善一は部屋に籠りっぱなしだと漏らす麻里。
何も力になれないと話すスズ子を善一は好きでやっているからと慰めるのでした。
表現の自由が制限された世の中で
出典元:gooニュース
そんな善一のかいた新曲が、レコード会社が警察の検閲を恐れ宣伝を取りやめることとなっていました。
貧弱で女々しい曲だからという上層部の命令で、どうしようもないと嘆くコロンコロンレコードの佐原。
ヒットしている「蘇州夜曲」の路線でもう一曲書いてほしいと頼まれますが、善一は梅丸の編曲で手一杯だと断ります。
しかしそろそろ梅丸からは手を引いた方がいいのではないかと佐原に告げられるも、何も言い返せないのでした。
一方訪れた喫茶店で善一のヒット曲「蘇州夜曲」がレコードで流れているのを聞いたスズ子。
劇場で編曲に励む善一に自分に蘇州夜曲を歌わせて欲しいと訴えます。
ステップを踏まずに歌えるし、自分の声で蘇州の情景を表現して見せると縋るスズ子ですが善一はダメだ、と断ります。
スズ子が心から歌いたいと思っているわけではないこと、警察の指導を避けるために言い出したことだと見抜いた善一。
自分は何度でも編曲をし直す覚悟であること、楽団は音を鳴らし続ける必要があることをスズ子に話します。
梅丸の今後を案じて落ち込むスズ子に、「ラッパと娘」を弾きはじめる善一。
最初は戸惑いますが、善一に促され飛び跳ね全身を使い踊り歌い始めたスズ子。
かつて劇場でも感じた歌う喜びを思い出し、久しぶりに自分の好きな音楽を表現するのでした。
UGDの解散と梅吉の逮捕
出典元:スポニチAnnex
表現する喜びを思い出したスズ子とは裏腹に、梅丸楽劇団解散の日はやってきてしまいました。
2年あまりの活動で解散の運びとなったことを泣いて謝罪する辛島。一井が肩を叩き抱きしめます。
お客様に安心して楽しんでもらえる舞台を作れなかった自分の責任だと竹田も頭を下げます。
善一はいつかまた集まって誰に文句も言われず音楽をやろうと話します。
しかしヒラの楽団員の気持ちは善一には分からない、と愚痴をこぼす劇団員の声を聞き稽古場を後にする善一。
ほかの劇団員も次々に稽古場を出ていき、スズ子はトランペット奏者の一井と2人になります。
ラッパをあきらめなければならいかもしれないと話す一井に今後を聞かれますが、スズ子は答えることはできませんでした。
その晩スズ子が下宿に戻ると慌てた様子のチズから、梅吉が警察に連行されたことを知らされます。
酔っぱらって伝蔵の屋台で喧嘩したと聞かされたスズ子は急いで警察署へ向かいます。
警官に謝罪し梅吉と夜道を歩くスズ子。何度喧嘩の理由を聞いても梅吉が答えることはありません。
スズ子に関係ないと突っぱねる梅吉の態度にスズ子は、もう勝手にしたらいいと梅吉を置いて去っていくのでした。
11/30放送回の口コミやSNSでの評判は?
今日の久々のラッパと娘、とてもよかったね!
辛いときや悲しいときこそスズ子には歌っていて欲しいよね・・・
すべてが思い通りにいかなくなってきたのは全部戦争のせいだね
なかなか明るい話のない今週、明日は金曜日だけどどう回収していくのかな
明日のブギウギも楽しみです
第45話!12月1日(金)放送のあらすじ!
大阪へ戻ることを提案されるも・・・
出典元:Instagram
梅丸楽劇団の解散から数週間。スズ子は何をするでもなく日々を過ごしていました。
こんなに歌を歌わなかったのは人生で初めてだと気が付いたスズ子。
何かしなければ歌い方を忘れてしまうと焦りを感じ始めていました。
辛島との面談に臨んだスズ子は、林部長がスズ子に大阪に戻ってきて欲しいと言っていることを知ります。
梅丸の看板女優として再び大阪を盛り上げる道を提示されたスズ子ですが、表情は曇ったまま。
美月との手紙の中で、USKの演目が愛国物中心でかつてのようなショーはできずにいることを知っていたからです。
それだと大阪に戻っても結局前のように歌えないのではと言うスズ子に、辛島も同意するしかないのでした。
初めてのりつ子の公演に感銘を受ける
出典元:Yahoo!ニュース
スズ子はその足で、辛島に帰阪を打診されたことを善一に相談しに羽鳥家を訪れました。
大阪には帰る家もなく、東京に来て2年も経っているから昔のようにはいないのではと悩むスズ子。
そんなスズ子に善一は、君は歌うことしかできないのだから大阪も東京も関係ない。楽しめる場所で歌えばいいと助言をします。
編曲に忙しそうだからと早々に帰宅するスズ子は、麻里に善一はこんな時でも楽しんでいてすごいと尊敬の言葉を告げます。
ところが麻里は、そう見えるだけで劇団が傾きそうな頃から食事も口にしなくなってきたと明かします。
善一は大変な時ほど仕事をしていないと落ち着かないのだと麻里から聞かされるスズ子。
そこへ善一が部屋から出てきて仕事が立て込んでいて行けなくなったからと、茨田りつ子の公演チケットを手渡します。
日が暮れた繁華街で、小さな劇場の入り口に「茨田りつ子とその楽団」と書かれた看板を見つけたスズ子。
少し緊張した面持ちで薄暗い会場に入り、黒服の店員に席まで案内をされます。
会場は日帝のような劇場ではなく、キャンドルの灯った丸テーブルとイスがいくつか用意されている形式。
そこへ黒いロングドレスを着たりつ子がステージに登場しました。
りつ子の堂々とした歌声に、客はもちろん監視の警官まで聞き惚れている様子。
最近までのスズ子のショーの退屈そうな客席の雰囲気とはまるで違っています。
ショーが終わり、りつ子の楽屋を訪れたスズ子。久しぶりに胸の奥を掴まれたかのように感動したとりつ子に告げます。
りつ子のショーを称賛するばかりのスズ子にイライラしている様子のりつ子。
自分は楽団を抱えているのだから覚悟が違う。スズ子も人の歌に感動していないで自分の歌を歌えと諭すのでした。
梅吉と向き合ったスズ子、楽団の立ち上げを決意
出典元:gooニュース
りつ子の叱咤激励を受け、自分の歌について考えを巡らせるスズ子。
夜道を行くと伝蔵の屋台には酔いつぶれた梅吉が居座っていました。
梅吉が騒ぎを起こした件について謝罪するスズ子に、梅吉が殴るのも仕方がないと話す伝蔵。
スズ子は喧嘩の原因は居合わせた客がスズ子の悪口を言っていたからだと聞かされます。
梅吉の喧嘩が自分を守るためだと知ったスズ子は、梅吉の隣に座り伝蔵に酒を注文します。
久々に梅吉と向き合ったスズ子。梅吉はスズ子と酒を飲めてどこか嬉しそうです。
酒を飲むとツヤが死んで寂しい気持ちが消えるのかとスズ子に聞かれた梅吉。
消えるどころか余計に会いたくなる、飲めば飲むほど会いたくなると泣き出してしまいます。
ツヤは日本一の女性だと話す梅吉に、スズ子も日本一の母ちゃんだと同意。
空で聞いているツヤのためにもう一度歌って聞かせて欲しいと言われ、スズ子は再び歌うことを決意します。
翌朝スズ子はトランペット奏者の一井の家を訪ねていました。
まだ再就職先が決まっていないと話す一井に、スズ子は「福来スズ子とその楽団」を立ち上げることを宣言します。
ぜひ楽団に入って欲しいと頼まれた一井は、笑ってスズ子と握手を交わすのでした。
12/1放送回の口コミやSNSでの評判は?
りつ子の公演は、スズ子のショーとはまるで違うのに
ぐっと人を惹きつける不思議な良さがあったね
自分の楽団を結成することにしたスズ子
新たなスタートにドキドキワクワクだね
来週は六郎に何かありそうと不安の声が・・・
来週のブギウギ、どうなっていくのか不安だけど楽しみです!
第9週「カカシみたいなワテ」まとめ
第9週では戦争の影響でますます締め付けが厳しくなっていき、警察から直立で歌うことやつけまつげを禁止されてしまったスズ子。
命令を破り警察に連行されてからは大人しくしていましたが客足は遠のき、ついに劇団は解散に追い込まれてしまいました。
そんな中でも自分の歌を貫くりつ子に感銘を受け、自分の楽団を結成したスズ子は来週からどう活動していくのか楽しみですね。
一方で、酒浸りになっていた梅吉ともなんとか和解。腹を割って話しツヤを失った悲しみを共有する時間を持つこともできました。
来週のタイトルは「大空の弟」ということで六郎の戦死を予感させる描写もありましたね。
次々と襲い掛かってくる苦難にスズ子はどう向き合い、立ち上がっていくのか?
来週のブギウギも楽しみです!